春の国公青年セミナー2023
「労働組合の魅力やメリット」をテーマに学習
「仲間を増やそう!実践編」でロールプレイ
国公青年フォーラムでは2月25日に春の国公青年セミナー2023を東京都港区で開催。現地参加31人とオンライン参加11人の計42人の青年が結集し、国公青年フォーラム2022年度運動方針の柱に据えている「学び」と「交流」を深めました。
青年からの呼びかけが効果的!
開会のあいさつでは吉原運営委員長から「この春闘では異常な物価高騰から労働者・国民の生活を守るため、大幅賃上げの要求実現に向けて多くの仲間を迎え入れることが大切。とりわけ新規採用者には近い世代からの呼びかけが効果的」とし、組織強化・拡大における青年が主体となった活動の重要性を説明しました。
意思統一を含めた準備が大切
全体会では愛知県医労連書記長の矢野彩子(やのあやこ)さんを講師にお招きし、「労働組合の魅力やメリット」をテーマに講演していただきました。矢野さんは「ひとりぼっちで悩んで辞めてしまう青年をなくしたい」とご自身の経験から組合の必要性やこれまでのとりくみについてお話しいただきました。また、模擬新人説明会で徹底的に練習、討論しあうことなど実際のとりくみを交えながら、役員全員が新人100%加入に向けて心をひとつにしてとりくむことが一番大事だと強調しました。
実際にロールプレイ!
グループワーク「仲間を増やそう!実践編」では先輩から新規採用者へ加入を勧めるロールプレイを実施しました。「組合費が高い」や「周りの人が加入していない」などのお決まりの定型文で加入を渋る新規採用者に対して、先輩は講演の内容を参考にしながら的確に対応し、自信をもって呼びかける姿が見られました。また、参加者アンケートでは「話し方の工夫や自分も気が付かなかった組合のメリットについて考えるきっかけになった」や「様々な質問に対応するためには事前の準備(想定)がとても大事であること」などの意見がありました。
自信をもって迎え入れよう
まとめでは小田運営委員から「全体会では組合に加入する意義からテクニカルな面にいたるままでお話しいただいた。労働組合は本質的にたくさんの組合員がいることで本領を発揮できる組織なので、仲間を増やす事は大切な活動。本セミナーで経験したことを持ち帰ってもらい、勧誘することに対して変に遠慮したりする必要はなく、自信をもってとりくんでいこう」とし、青年から組合活動を盛り上げようとセミナーを閉じました。